さからうかんかく

この夏休みのおわりを
世界のおわりのように悲しむ子供の反対は?
というクイズがあったら私の名前を叫んでください。

26年待てたはずの月日は
もはや明日さえも遠くて
感覚だけが急いでは時間を追い抜かしてしまう。

一日中寝ているインド人に聞いた
『どうして一日中寝てるの?』と。
彼は言った。
『どうして死ぬために、働くの?』と。
そして暇つぶしのためにできたバビロンシシテムを枕に
彼はまた目を閉じていた。

どんな夢を見ているのか気になった。

かみさまのしっと

旅は道連れ世は情け、
そんな時代はどこへやら。
時は金なりすいすいと
文明はおそろしくも発達したもんで、
小さな四角が整列したこんぴゅーたってな箱に
指をなぞればどことでも
繋がれる便利な世の中がありました。

遠く離れたあの人と井戸端会議も夢でなく
海を渡る鉄の船も一押しすればいざ行かん。
さみしくないと話すほど
不条理かなかなしかな、
会いたい気持ちがますのでありました。


とびだせ四角、夢見ては
鉄の船の通行証。
四角の箱に思いをはせてみたけれど
ご存知船頭おらぬ四角の世界。
行き先を間違ってしまっては元も子もなく円も消え
今度は縁だけ切れぬことせつなに祈る春でした。


時は金なりというのなら
今まさに時はくれぢっとかーどなり。
四角だらけの世の中で
まんまるお月を眺めては
知りえぬ宴を祈る夜。

あしかのねごと

2010年8月18日10:46

見渡す限り知ってる人はかけらもいない。
そして一度も来たことのないこの広場のベンチで
ただただいつもの頭の中の言葉を
チリで痛くなった手を借りて文字にしてみることにした。


隣からは哀愁のあるケムリのにおい。
朝いちでジョイントを吸っている男(推定53歳)とともに
ビルの隙間の曇天を仰いでいる。
二度とないセッションに心地よさを感じ、
私と彼からでるアルファーファに鳩も首をかしげた。
そしてまた遠い空の飛行機は雲の合い間に消えた。


中学生からあこがれていたこの街を
飛び立つまであと5時間。
時々ざわめく涼しい風が不安を扇いでは
重力のある余韻がそれを包む。
そして隣の見知らぬ男はまたジョイントを巻いた。


スーツ姿の男女に緑の配達車。
揺れるバーの屋根に定位置にあるであろう椅子。
ひとつ向かいの路地からはまた行きかう人々の足音が聞こえる。
世界は今日も見事に始まって
時間はどうやら正確に動いている。
まるで私はとりのこされたように曇天を眺めて
ビルとビルを流れる雲の時間を数える。


天気がいいから外でご飯を食べよう。
涼しくなったから今日は毛布に包まって眠ろう。
話したい日は少しお酒を飲んで
だけどそうしたら眠たくなって。


動く雲をぼんやりと見ながらうつろな幸せを重ねた。

世界はどこでも美しくてそして非情に残酷に
そしてやはり見事にはじまっているのに、
私は素敵はものばかり集めてしまう欲張りなコレクターだから
神様にばれないように難しいことを考えよう。



灰色のビルと赤レンガのビルの間を
107秒で流れた平面的なあの雲は
ゆっくりとそのスピードで茶色のレンガに吞まれていった。
男もまたケムリをふかしながら雲と一緒にいなくなった。


ロンドンリバプールステーション。
11時36分。

あたるもはっけのもっけもけ




明日のロンドンの天気
雨ところにより晴れときどきブタ。
午後6時前後、リバプールステーション付近にて
衝撃的な出会いあり。
ある少女はパソコンとバスタオルのせいで
おみこしを担いでいるような感覚に陥るので注意。


すべての罪はみんなで分けましょう

実家に友達が遊びに行くと
先日お伝えしましたが
本当に日本ではそんなことが起きていました。


そしてスカイプ。
見覚えのある部屋。
てゆうか私の部屋。

かみなり様のような髪型になっている母。
パンツ一丁の慎吾。
そしてトップスは私のセーター。
あいかわらず体をはってくれていて安心だ。

ひさびさに見るヨシトのイケメンぶりと、
愛され女子しろみ。
安泰した二人の空気が画面上からも伝わってきて
うっとおしいぜ。










みんながいなきゃ生きていけないとか
そんな軽はずみな言葉を言うような関係じゃないんだ。

いつだって会えるんだって
いつもなにも言わないけど
いつも笑ってくれてるから
いつも勝手し放題で
おこったりないたりふざけたり
でも最後にはいつも笑わせてくれてて。



そしてついに母のメールで
それは私から言葉をうばったんだ。


昨日は、慎吾たち来て、久しぶりにふゆの顔みれた。
元気そうでなによりです。
ほったらかして、ママは先に寝て朝出て行きました。
スルメが来るときまたきそーです。
いい友達だね。
少しホームシックになったと思うけどふゆは、
ふゆ!今がすばらしいと、思うよ!
ふゆがいたから、あんたの友達と、知り合えてよかった!
ありがとう。
ケセラ・ママ




愛って実際よくわかんないけど
こういうことなんだろ。


行き場のない悲しみばかりで
どうしようもない悔しさに
嘘も本当もない狂った世界にも
私にも誰かに愛を伝えられるかな。
私は君を救えるかな。

65

1945年8月6日8時15分

広島が世界で始めての被爆国になった日。

投下された原子力爆弾の威力ははかりしれず
爆風は数キロメートルにまで及び
強烈な熱線は内臓組織の蒸発・炭化。
苦悶の姿態の形状を示す、
「人の姿をした炭」が道路などに大量に残された。
投下直後は一寸先も見えない闇の世界。

汚れてしまった悲しみに
降り注いだ黒い雨。


絶対に忘れてはいけないこと。

こどもの帰りを待ってるだろな

ポチッとメールを確認。
それが私の毎日の日課なのだ。

すると一緒にいるとかならず道に迷ってしまうことで有名な
ロン毛女子しろみちゃんからメールがきていた。

あしたみんなでふゆちゃんちにあそびに行くよー☆

ふむふむ。
うちに遊びに。
楽しそうでなによりだ。

え?
うち?

そうなのだ。
私の実家千葉県佐倉市本町へ
みんなで遊びに行くんだということだ。

今まで私の家に行く人を見て
こんなに羨んだことはない。

というか私がいない家に
友達が遊びに行くって
ふざけすぎて素敵すぎる。

そんな友達を持てたことと
そんな家族に育てられたことに
愛以外に感じるものがあるのかい?

みんな愛してるぜ。
神田家をぐちゃぐちゃにして
私のパンツでいってくれ。


補足
父親の写真も探しましたが
ご存知の方も多いかと思いますが
かなりの妖精キャラなので見つかりませんでした。

興味のある方は神田家まで。




あの小説の中で集まろう


クラクラ
なんだか胸がくるしい
すごくあついぜ

まさかこんなすれ違いざまに
一目惚れなんて
どうかしてるぜ

と思った瞬間

喉がいたい
頭がいたい
肩がいたい


ということで風邪に気づきました。
どうしてくれんですか。

そんな私ですけど
最近ひとり暮らしを始めました。
かなり調子いいです。

経緯を綴る元気がないので
そんな感じです。



嫌な時こそ欲求の本質に迫れるのではないか
自分にとっての有意義な環境を行動でどう作っていくのか
選択はいつだって自分の味方と思えるわけじゃなくて
だけどそこにこそ私は向き合うべき気がして
アイルランドっていう国へ来てみたわけです。


笠地蔵という日本の昔のお話で
どうしておじいさんが帰路にお地蔵さんに笠をあげる事が出来たのか。

行くときだって同じ道をあるいたはずなのに、
帰るときにしかお地蔵さんに気づかなかったのなら、
笠が売れなかった失敗によって見えたお地蔵さんと
笠をあげるやさしさが吹雪も溶かしてしまうように。


ものの見方は意識的にいくらだって変えられるし
目には見えない言葉を信じることが出来たり
近くにいなくても近くに感じることができたり
肝心なものは目に見えないなかで
それはまた目に見えるともいえるんじゃないか。
いろんなものやいろんな人をいろんな見方で。


たとえば
風邪をひいたらこんな長い文章がかけるし
お茶もいつもよりありがたく飲めるように。

ひとつのことはひとつじゃないし。
楽しみ方はひとつじゃない。


元気だそうぜ。






愛でもくらえ


しょげられないだろBABY



8月千葉の芝山のお寺にて無料ライブ
日本に住む方々
絶対行くべし