やってしまった。
起きたら裸。
そして隣には見ず知らずの男子。
ではなく
起きた私は右手にスコーンを握りしめている。
唇にはジャム、手にはレーズン。
そしてベットの上には散乱したスコーン。
ちらかった部屋、つけっっぱなしの電気。
カラカラののどにさみしい恋心、うるさいだまれ。
とりあえず、寝ぼけた頭で把握できるのはそんなところだ。
そうだ、よく考えろ、
きれい好き、しっかりもの、そんなふゆちゃんが
こんなことになるはずがない。
第三者が忍び込んで私にスコーンをにぎらし、
いや、ちがうな。
スコーンを口移しで食べさせた事がばれないように、
カモフラで握らしたと考えるほうが自然だろう。
はっはーん、わかったぞ。
私を太らせて自分だけのものにしようって魂胆か。
たしかにそうだ、キスもできるし一石二鳥なわけだ。
部屋もこんなに荒らして下着でもみていたんだろう。
だかしかしここはNo brassiere my lifeをスローガンに掲げている私の部屋だ。
期待に応えられなかったのだろう。
そして、その第三者は荒れ狂い、
スコーンやなにやらを部屋中に散らしていってというわけか。
そう考えるとつじつまが合う。
くそ、私のファンめ。
イカレテいるぜ。
とりあえず、
スコーンで寝落ちは25歳女子彼氏なしにはかなりきついんではないか。
のども乙女心もカラカラにじゃないかお前!そういうことです。
fuck meeeeeeeeeeeeee