2010年8月18日10:46
見渡す限り知ってる人はかけらもいない。
そして一度も来たことのないこの広場のベンチで
ただただいつもの頭の中の言葉を
チリで痛くなった手を借りて文字にしてみることにした。
隣からは哀愁のあるケムリのにおい。
朝いちでジョイントを吸っている男(推定53歳)とともに
ビルの隙間の曇天を仰いでいる。
二度とないセッションに心地よさを感じ、
私と彼からでるアルファーファに鳩も首をかしげた。
そしてまた遠い空の飛行機は雲の合い間に消えた。
中学生からあこがれていたこの街を
飛び立つまであと5時間。
時々ざわめく涼しい風が不安を扇いでは
重力のある余韻がそれを包む。
そして隣の見知らぬ男はまたジョイントを巻いた。
スーツ姿の男女に緑の配達車。
揺れるバーの屋根に定位置にあるであろう椅子。
ひとつ向かいの路地からはまた行きかう人々の足音が聞こえる。
世界は今日も見事に始まって
時間はどうやら正確に動いている。
まるで私はとりのこされたように曇天を眺めて
ビルとビルを流れる雲の時間を数える。
天気がいいから外でご飯を食べよう。
涼しくなったから今日は毛布に包まって眠ろう。
話したい日は少しお酒を飲んで
だけどそうしたら眠たくなって。
動く雲をぼんやりと見ながらうつろな幸せを重ねた。
世界はどこでも美しくてそして非情に残酷に
そしてやはり見事にはじまっているのに、
私は素敵はものばかり集めてしまう欲張りなコレクターだから
神様にばれないように難しいことを考えよう。
灰色のビルと赤レンガのビルの間を
107秒で流れた平面的なあの雲は
ゆっくりとそのスピードで茶色のレンガに吞まれていった。
男もまたケムリをふかしながら雲と一緒にいなくなった。
ロンドンリバプールステーション。
11時36分。
ジャンプ読んで寝ようかな
ReplyDeleteそれとも小説読んでねようかな
でも
それよりも素敵な言葉を読めたから
もう寝れそう。
おやすみ。
愛する三畳・00時59分